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【DE064】DWHアプライアンス(Oracle Exadata Database machine、IBM Integrated Analytics Systemなど)に接続し、複数テーブルを結合したデータを抽出できる
DWHアプライアンスとデータ抽出を学ぼう!
こんにちは!今日は「DWHアプライアンス」について学びます。複数のテーブルを結合してデータを抽出する方法や、それに関連する基礎知識を一緒に確認しましょう。
目次[]
1. DWHとは?
DWH(データウェアハウス)は、大量のデータを統合して保存し、分析に利用するための専用データベースです。主に以下の特徴があります:
- データ分析に特化している。
- 異なるシステムやデータソースからデータを統合できる。
- 高いパフォーマンスでクエリを実行可能。
データサイエンスでは、DWHを活用して必要なデータを取得し、分析に役立てます。
2. DWHアプライアンスとは?
DWHアプライアンスは、DWHの機能を専用のハードウェアとソフトウェアで提供する統合システムのことです。例えば、次のような製品があります:
- Oracle Exadata Database Machine: Oracleが提供する高性能DWHアプライアンス。
- IBM Integrated Analytics System: IBMが提供する分析特化型システム。
これらは、分析クエリの高速処理やスケーラビリティに優れており、大量データを扱う企業で広く利用されています。
3. 行指向型DBとカラム指向型DB
データベースには主に「行指向型」と「カラム指向型」があり、それぞれ目的や用途が異なります。
行指向型DB
- データは行ごとに保存される。
- 用途:トランザクション処理(OLTP)に適している。
- 例:MySQL、PostgreSQL。
- メリット:行単位での操作が高速。
- デメリット:大量データ分析時のパフォーマンスが劣る。
カラム指向型DB
- データは列ごとに保存される。
- 用途:分析処理(OLAP)に適している。
- 例:Amazon Redshift、Google BigQuery。
- メリット:特定の列だけを操作する分析クエリが高速。
- デメリット:トランザクション処理には不向き。
4. RDBMSとDWHアプライアンスの目的・用途の差異
RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)とDWHアプライアンスには以下のような違いがあります:
特徴 | RDBMS | DWHアプライアンス |
---|---|---|
主な用途 | 日々の業務処理 | データ分析 |
データ量 | 中規模 | 大規模 |
構造 | 行指向型が主流 | カラム指向型が主流 |
5. 実際に複数テーブルを結合してデータを抽出する例
以下は、SQLを使ってDWHアプライアンスからデータを取得する簡単な例です。2つのテーブル customers
と orders
を結合して、顧客とその注文データを取得します:
SELECT c.customer_id, c.name, o.order_id, o.total_amount FROM customers c JOIN orders o ON c.customer_id = o.customer_id WHERE o.total_amount > 1000;
このクエリは以下を実現します:
- テーブル
customers
とorders
を結合。 - 注文金額が 1000 を超えるデータを抽出。
6. まとめ
今日学んだ内容をまとめます:
- DWHアプライアンスは、大量データ分析に特化した統合システム。
- 行指向型DBはOLTPに適し、カラム指向型DBはOLAPに適している。
- SQLを使って複数テーブルを結合し、データを効率的に抽出できる。
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